一夜限りの夢舞台
ニュースで平成中村座の試演会のことをやっていた。
歌舞伎の世界というのは名門に生まれなければ主要な役にはつけない。
そんな世界だとわかっていても、歌舞伎が好きで弟子入りする人たちがいる。
そんな人たちは裏方の仕事や師匠の世話をしながら端役を演じているので
目が回るほど忙しい毎日だ。
そんななか舞台の袖から師匠の演技を見て盗み、芸を磨こうとしている。
それでもどんなにがんばっても主役を張れることはまずない。
平成中村座はこういうお弟子さんたちがいい役を演じる一夜の舞台を興行した。
お弟子さんたちは一世一代の大役を演じるため寸暇を惜しんで稽古する。
指導する師匠たちも一生懸命だ。
本番当日はらはらしながら舞台を食い入るようにみつめる師匠たち
熱演するお弟子さんたち
どちらも熱がこもっていて、みていて泣けた。
一夜限りの夢舞台
客は大入り満員だった。