とある司法書士の一日
司法書士の業務は近年多岐にわたり、どの司法書士もまったく同じ種類の業務をしている訳ではありません。
不動産登記や会社登記の業務を中心に行っている司法書士もいれば、成年後見業務を主に行っている者、司法書士法の範囲で行える裁判関係業務に取り組んでいる者もいます。
その中でも比較的多くの司法書士が行っている業務をタイムスケジュール形式でご紹介します。
10時00分～ 銀行等にて、不動産売買の立会業務
売主買主の本人確認、意思確認、必要書類確認等を行い、売買代金支払いと引き換えに、法務局に買主名義への所有権移転登記申請を行います。住宅ローンの借り入れを行う買主については、銀行等の担保設定の登記も同時に行います。
12時00分～ 昼食の時間が割と不規則なことも多いです。
13時00分～ 事務所にて相続登記のご依頼者との相談、打合せ
令和６年４月１日から相続登記が義務化されます。長年相続登記が未了の方はそろそろご検討されてみてはいかがでしょうか。
15時00分～ 成年後見業務 本人との面談
コロナ禍のため、本人との面談が制限されていることが多い状況ですが、必要に応じ面談を行います。遠方の施設に入所されている方の場合、片道１時間かかったりします。
17時00分～ 書類作成等の業務
不動産売買、相続登記等については各種必要書類の事前作成、成年後見業務については裁判所報告書類等の作成が必要です。急ぎの書類作成が必要な場合は夜遅くなることもあります。
今回のタイムスケジュールは外出を多めに設定しましたが、一般の皆様が抱いているイメージとはおそらく少し違い、外出することも多いです。しっかりとご相談等を行うためにも事前に予約を入れて頂くことをお勧めします。
