聞くは一時の・・・

聞くは一時の・・・

3月に入り、春の息吹を感じられる時期になってきました。桜の開花も例年より早くなりそうです。気温が暖かくなると気持ちが軽やかになり、新しいことに挑戦したいなと浮かれた気分になるのは、私だけでしょうか。政府の方針によると一般の場でのマスク着用は個人の判断に委ねることになるようです。マスクなしの晴れやかな表情を親に見せることができたと話す卒業生のニュース映像を見て、微笑ましく胸が熱くなり、何だか久しぶりに居酒屋にちょっと一杯飲みに行きたくなりました。

新たに社会人、学生生活を迎える方々に、順風満帆なスタートを踏み出していただきたいと思います。親元を離れ一人暮らしを始めるため、新居の賃貸契約を結んだり、銀行口座を開設してみたり、家具家電を準備したり、初給料やバイト代の使途に思いを巡らしたり、新鮮で貴重な体験になることでしょう。社会に出ることで家族や知り合い以外の大人と接することも非常に増えます。人から考え方や経験談・アドバイスを聞くことで、自分を成長させ、刺激を受けることができます。若いうちに是非体験していただきたいです。新たな活躍の場が広がる一方、社会経験の乏しい新社会人や学生を狙い悪意を持って近づいてくる相手とトラブルになるかもと、心に留めておくことも重要だと思います。

ことわざに「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」があります。
知らないことを恥ずかしがったり、知ったかぶりをせず、積極的に聞いて学ぶべきだという教えのようです。現代ではスマホやパソコンを使って情報にアクセスすることで、人知れず自己解決・理解納得できるようになりました。便利になった反面、情報の信ぴょう性や作成者の思考偏向、情報に対する受取側の理解(解釈)が妥当かどうか、深慮の必要性を意識しないといけない場合があると思います。また、自分事について重要度が高く、対応が必要な場合が生じた場合は、自分だけで抱え込むのは不安になります。一歩踏み出すのは勇気がいりますが、具体的な個別事情を説明し、それを踏まえた上での相手の意見を参考にしたいことが今後あると思います。

兵庫県司法書士会は、「市民からの多種多様な相談に対応する体制を構築し、司法書士が市民のあらゆる相談窓口となるよう積極的に取り組むことの宣言」を決議し、個々の司法書士が専門分野として協力できる場合はもちろん、司法書士では対応ができない分野については、行政機関や弁護士、税理士、行政書士などの様々な専門家へ繋ぐ試みを始めています。新生活や新社会人をむかえる皆様に、この場を借りて声を掛けたいと思います。
「とりあえず司法書士へ・小さなトラブルや手続きでも困ったときに相談にのる司法書士がいます」と。

コラム

相談会へ 司法書士検索ページへ

相談会のお問い合わせ

兵庫県司法書士会

〒650-0017
神戸市中央区楠町2-2-3

お問い合わせ

TEL:078-341-2755

(平日9:00-17:00)
よくある質問へ

リンク

PAGE TOP